海外FXのスプレッドとは?広がる理由とスプレッドが狭い海外FX業者の選び方

海外FXのスプレッドとは?広がる理由とスプレッドが狭い海外FX業者の選び方

海外FXを始めるにあたり、取引コストになるスプレッドは気になるポイントです。

スプレッドは通貨ペアによる違いだけでなく、FX会社による違いが大きいのも特徴になります。

そこで今回は、海外FXのスプレッドが広がる理由と、スプレッドが狭い海外FX業者の選び方をご紹介します。

Contents

スプレッドとは?

FX取引では、注文した時点で一定の損失が出ています。これは売値と買値の値が異なるためで、この差分がスプレッドです。

トレードでは、最初に出ている損失分も超える利益を出して約定させます。そのため、

約定して利益が出ている時点で、スプレッドのマイナス分は消えていることになります。

取引手数料と違って、スプレッドはトレードの中で回収できるのも特徴です。

スプレッドは、一回の取引に対してかかってくるコストなので、取引回数が増えてくると支払うスプレッドも多くなります。

海外FXは、何度も取引をして利益を重ねていくスキャルピングが主流です。

この場合、スプレッドの大小が無視できず、スキャルピングをするトレーダーは、スプレッドが小さい通貨ペアやFX会社を利用するメリットが大きくなります。

関連|海外FXスプレッドのBidとAskとは?AskとBidの差が通貨で違う理由

海外FXのスプレッドタイプは3種類

FX会社や口座の種類によってスプレッドのタイプが異なります。

主なスプレッドタイプは、原則固定、完全固定、変動型スプレッドの三つです。

それぞれのスプレッドのタイプを理解し、トレードに応じたスプレッドタイプを選んでいきましょう。

スプレッドタイプ①変動型

市場の状況に応じてスプレッドが刻々と変化するタイプです。

市場が安定しているときは、狭いスプレッドで取引することができます。

市場が不安定になると、スプレッドが急激に広がるのが特徴です。

市場が安定している時しかトレードしないトレーダーにおすすめのスプレッドタイプです。

スプレッドタイプ②完全固定

市場の活発度合いによらず、常に一定のスプレッドで取引することができます。

スプレッドが変化しないため、市場が急激に変化するタイミングでもスプレッドが広がらないので安心です。

一方、スプレッドが広がるリスクを抑えるために、市場の動きが緩いタイミングのスプレッドが高めに設定されています。

取引回数が多くなるスキャルピングには不向きです。

スプレッドタイプ③原則固定

基本的にスプレッドは固定されており、市場が活発になったときにスプレッドが変動するタイプです。

海外FXでは、スタンダードなスプレッドタイプになります。原則固定のスプレッドタイプの海外会社を利用する場合は、必ず最小スプレッドと平均スプレッドの値を参考にしましょう。

最小スプレッドに目が向いてしまいがちですが、スプレッドは変化するため、スプレッドがどれくらいまで高くなるのか知っておく必要があります。

最小スプレッドはホームページで公開していても、平均スプレッドはホームページで公開してないこともあるので注意が必要です。

海外FXのスプレッドが広い理由はNDD方式だから

国内FXを経験したことがあると、海外FXのスプレッドは広く感じます。

スプレッドは、買値と売値の差です。国内FX会社も海外FX会社も、スプレッドが収入源であることは共通しています。

スプレッドを重視しているトレーダーからすると、スプレッドの広さはデメリットに感じるでしょう。

スプレッドが国内FXと海外FXで異なるのは、取引方法の違いが関係しています。

国内FXでは、DD方式と言う取引方法が主流となっています。

この方法は、トレーダーの注文を仲介業者がいったん決済させる仕組みです。

トレーダーが負けると仲介業者は利益が出る仕組みで、トレーダーが勝つと仲介業者は損失が出る仕組みです。

海外FXでは、NDD方式と言う取引方法が主流となっています。この方法は、トレーダーの注文がそのままFXの取引市場に流れる仕組みです。

海外FX会社は、トレーダーの勝ち負けに関係なくスプレッドが入ることで利益を得ます。

長くトレードを続けてもらうことが利益につながるため、トレーダーが勝つことにメリットがあります。

国内FXでは、トレーダーが負けた場合にも利益が入ってくるのでスプレッドを狭くすることができるのです。

海外FX会社は、スプレッドのみの利益となるため、国内FX会社に比べるとスプレッドが広がってしまいます。

海外FXのスプレッドが変動する5つの要因

スプレッドが変動する要因①取引量の違い

スプレッドは刻々と変化しているのが特徴です。同じ通貨ペアでも、スプレッドが狭いタイミングもあれば、広いタイミングもあります。

スプレッドが変化する要因として、取引量の違いが挙げられます。取引量が多いと、レートの動きが安定するため、スプレッドは狭くなります。

一方で、取引量が少ないと、レートの動きが大きくなるので、スプレッドは広くなります。

スプレッドはレートの動きに影響を受けるのが特徴です。

レートの動きが大きくなると、海外FX会社はトレーダーから受けた注文を、インターバンク市場に流すまでのタイムラグでスプレッドが変化して損失を受けることがあります。

損失を出さないために、広めにスプレッドを取って対応するわけです。

スプレッドが変動する要因②通貨ペアによるスプレッドの違い

米ドルや、ユーロ、日本円など、基軸通貨同士の通貨ペアというのは他の通貨ペアに比べるとスプレッドが狭い特徴があります。

反対に、マイナー通貨や新興国の通貨はスプレッドが広くなっています。このような通貨ペアのスプレッドの違いも取引量が関係しています。

基軸通貨は取引量が多く、基本的に安定している通貨です。レートの急激な動きに対するリスクが小さいため、スプレッドを狭くすることができます。

関連|スプレッドは通貨ペアによって変わる?スプレッドが狭い対ドルは初心者におすすめ

スプレッドが変動する要因③時間帯によるスプレッドの違い

日中よりも、早朝の時間帯の方がスプレッドは狭い特徴があります。時間帯によってスプレッドが異なるのは、アクティブトレーダーの数の違いです。

早朝は証券取引所が空いてないところも多く、トレードする人が相対的に減ります。

取引量の低下は、レートの変動を大きくし、スプレッドを広げる要因です。

スプレッドが広がることを避けるなら、早朝の時間を外してのトレードがおすすめになります。

スプレッドが変動する要因④自然災害や有事の発生

予想しない自然災害やテロ、世界経済に影響を及ぼす事件が起こると、世界経済は一気に不安定になります。

世界経済の影響を受けたトレーダーは、被害を最小限に抑えるためや混乱に乗じて利益を出すために、注文を一気に入れます。

その結果、レートの動きが活発化してスプレッドが広がるのです。

経済指標の発表と比べて、災害や有事は予測ができないので相場の混乱は大きくなり、スプレッドが広がった状態が続きやすいのも特徴になります。

スプレッドが変動する要因⑤経済指標の発表前後

雇用統計、GDP、小売売上高などの経済指標でスプレッドが変動します。

経済指標では、経済が好調だと大量に通貨が買われ、経済が不調だと大量に通貨が売られるのが特徴です。

当然、経済指標の発表をトレーダーも注視しており、経済指標の発表前後は急激に取引が増えます。

経済指標発表前後は取引が集中することでレートが飛びやすくなります。

当然、FX会社はスプレッドを広げて急激なレート変動に耐えられるように対応します。

過去の統計から経済指標発表前後にレートが飛びやすいことはわかるので、経済指標発表が発表される前の段階からスプレッドは徐々に広くなっていきます。

スプレッドは取引量が低下すると動きやすい特徴がありますが、取引量が極端に増えても動きます。

関連|経済指標発表でスプレッドが急に広がる?広がりやすい3つの経済指標

スプレッドが広くても損するとは限らない

スプレッドが開きすぎても、売買するほど損をするとは限りません。

スプレッドの開きに応じてレートの動きが大きくなっていることや、スプレッドが広くても約定率や約定力が高ければトータルコストは抑えられるからです。

ただし、スプレッドが開きすぎているときに取引するのはリスクを伴います。

スプレッドが急に開くタイミングとして多いのは、経済指標発表やテロ、戦争、世界経済に関する有事が発生したときです。

ポジションを持っていると、たちまちロスカットになることもあるので、初心者は早いタイミングでポジションを手放し、スプレッドが元に戻るまで静観することをおすすめします。

海外FXのスプレッド比較をするときは平均スプレッドで比較しよう

最小スプレッドは、その通貨ペアの一番狭いときのスプレッドを表示しています。

スプレッドが狭いほど、トレーダーは魅力に感じることから、海外FX会社は最小スプレッドを表示しているのが特徴です。

しかし、常に最小スプレッドで取引できるわけではありません。

スプレッドは常に動いているため、一瞬でも大きくスプレッドが狭くなると、その数値が最小スプレッドです。

そのため、スプレッドを比較するときの最小スプレッドは参考になりません。

スプレッドでFX会社を選ぶ場合は、平均スプレッドを参考にすることが大切です。

最小スプレッドが狭くても、平均スプレッドが大きいとスプレッドのばらつきが大きいことになります。

また、最小スプレッドが少々広くても平均スプレッドが小さいと、スプレッドのばらつきが小さく安定したスプレッドで取引できることを意味します。

リアルタイムスプレッドは、トレードするときに表示されているスプレッドです。

最小スプレッドや平均スプレッドと比較して、どれくらいの差があるのか把握しておくと、今後のスプレッドの広がりや狭まりを予想することができます。

リアルタイムスプレッドや最小スプレッドは海外FX会社のHPで確認できます。平均スプレッドに関しては、表示してないところもあるので注意が必要です。

関連|海外FXのスプレッド比較するときの3つのポイントや注意点と平均スプレッドで比較する重要性

スプレッドが狭い海外FX業者の選び方

スプレッドが狭い海外FX業者の選び方①スプレッドが低い口座(ECN口座やzero口座など)がある業者を選ぼう

海外FX会社の中には、極端に狭いスプレッドでFXできる口座を提供しているところもあります。

ECN口座やzero口座と呼ばれる口座です。0スプレッドを実現しているところもあり、国内FXよりも狭いスプレッドでトレードできるのが特徴です。

もちろん、高いレバレッジをかけた取引やゼロカットシステムの対応もあります。

0スプレッドを実現できるのは、別途で取引手数料がかかることが理由です。

1回あたりの取引で確実に手数料が入ってくるため、スプレッドを抑えることができます。

国内FXのように相対取引が理由でスプレッドが狭くなるわけではありません。

スプレッドが気になる場合は、ECN口座やzero口座を利用して取引するのもよいでしょう。

またECN口座やzero口座は節税のメリットもあります。スプレッドは経費として認められていませんが、取引手数料は経費として認められています。

どちらで取引してもコストがかかってくることを考えると、スプレッドが狭く取引手数料を支払う方が節税に効果的です。

スプレッドが狭い海外FX業者の選び方②ボーナスが充実してない業者を選ぼう

海外FXによって受けとることができるボーナスの額は異なります。資金が少ない場合は、ボーナスを活用することで、大きな取引が可能です。

ボーナスとスプレッドには関係性があり、ボーナスが手厚いほどスプレッドは広く設定されています。

初期資金が十分にあるなら、ボーナスの充実よりスプレッドが狭いメリットの方が大きくなります。

一方、ボーナスが少ないところだとスプレッドは狭いのが特徴です。スプレッドの狭さとボーナスのバランスを考える必要もあります。

スプレッドが狭い海外FX業者の選び方③スリッページがない業者を選ぼう

FXをしていると、滑るという言葉を聞くことがあります。滑るというのは注文したレートとは、違ったレートで約定するスリッページを示す言葉です。

滑る回数が増えてくると、損失が無視できなくなります。

ちなみに、注文に対してどれだけ約定するかを示す指標に約定率があります。

80%の約定率なら、100回取引して20回は滑る計算です。

たとえば、約定率が100%でスプレッドが1.2pipsのA業者、約定率が80%でスプレッドが1.0pipsのB業者があるとします。

1回のスリッページで1pips滑るとして、ドル/円のペアで5万通貨の取引を100回した場合、どちらの方がトータルコストは多くなるでしょうか?

A業者は、トータルコストが(1.5pips×5万通貨×100回=6000円)です。
B業者は、トータルコストが(1.0pips×5万通貨×100回=5000円)+スリッページ分の損失が(1.0pips×20回×5万通貨=2000円)になるため、合計で7000円の損失です。

B業者の方が、トータルコストが1000円多い計算になります。

このようにスプレッドが小さくても、約定率が低いと意味がありません。

逆に、少々スプレッドが低くても約定率が高いとトータルコストは少なくなります。

海外FX業者を見分ける場合は、スプレッドと滑る割合のバランスを見ることが重要になります。

スプレッドが狭い海外FX業者の選び方④約定能力が高い業者を選ぼう

海外FX業者の約定能力は、約定スピードや約定率のバランスで決まります。約定スピードは注文してから約定するまでの時間です。

最近は約定能力を売りにしている海外FX業者が増えており、各海外FX業者のwebページで約定能力に関する指標を表示しているところが増えています。

約定率であれば99%以上、約定スピードに関しても1000分の1秒以下で約定する海外FX業者もあります。

これだけの約定能力があれば、ストレスなく約定させることが可能です。

約定能力をチェックする注意点として、海外FX業者が公開している情報は参考にならないことがあります。

第三者機関が公開している情報の方が信頼性に優れます。

約定スピードは状況によって変化する点に注意が必要です。

最小スピードではなく、最大スピードも知り、平均スピードも参考にしましょう。

特に経済指標の発表前後など、スリッページが起こりやすいタイミングは約定スピードも遅くなりがちです。

普段はサクサク約定しても、肝心なときに約定しないことがあります。

スプレッドが狭い海外FX業者の選び方⑤NDD取引を採用している業者を選ぼう

国内FXは、極端にスプレッドが狭くなっています。

これはインターバンクに注文を流さず、トレーダーと業者で相対取引をするDD取引が採用されているためです。

スプレッドが小さい代わりに、スリッページやリクオートが起こりやすい特徴があります。

独自にプラットフォームを用意しているため、約定能力の低さに気付かないトレーダーもいます。

海外FX業者の中にも、DD取引を導入しているところがあります。

スプレッドが狭くなっている場合や、約定能力が低くなっているところは注意が必要です。

NDD取引は、インターバンク市場に注文が流れます。高い透明性で取引できるのもメリットになります。

海外FX業者をスプレッドや約定能力から見分ける場合は、NDD取引であることを確認しておきましょう。

スプレッドが狭い海外FX業者の選び方⑥カバー先の数多い業者を選ぼう

海外FX会社が提示しているレートは、カバー先となる金融機関が提示しているレートを参考にしています。

当然、カバー先のスプレッドが広がるとFX会社のスプレッドも連動して広がることになります。

カバー先によって提示するレートやスプレッドは異なるので、カバー先の数が多くなるほど適正なレートやスプレッドを提示しやすくなります。

つまり、カバー先が少ないとスプレッドは広がってしまう可能性があるわけです。

カバー先が少ないFX会社だと、スプレッドの変動は大きくなります。通貨ペアによってもカバー先は異なり、流動性の低い通貨ペアについてはカバー先も少なくなります。

レートが飛びやすくなるので、よりスプレッドを広げる必要が出てきます。

スプレッドが狭い海外FX業者の選び方⑥スキャルピングが禁止の業者を選ぼう

海外FX業者の中には、スキャルピングを禁止しているところもあります。

スキャルピングができない海外FX業者は、他の海外FX業者に比べて、スプレッドが狭く約定能力が高いのが特徴です。

狭いスプレッドや高い約定能力は、スキャルピングを前提として考えるものなので、スキャルピングができる海外FX業者を選ぶことが大切です。

海外FXは、MT4の取引ツールを使った自動売買取引も人気です。スキャルピングに対応しているプログラムもあります。

しかし海外FX業者の中には、EAを使った自動売買取引ができないところもあるので注意が必要です。

FXを生業としているトレーダーは別ですが、仕事をしながらFXをしているトレーダーは、自動取引の必要性が高くなります。

スプレッドとトレードスタイルの関係

スプレッドは一回あたりの取引に対してかかるコストになるため、取引回数が増えるほどスプレッドの重要性は大きくなります。

FXのトレードスタイルには、「スキャルピングトレード」、「デイトレード」、「スイングトレード」があります。

それぞれのトレードスタイルとスプレッドの重要性の関係を見ていきましょう。

①スキャルピングトレードとの関係

スキャルピングトレードは、分単位で行うトレードです。トレーダーによっては一日に数百回を超える取引を行います。

スプレッドが広いほど一回あたりの取引にかかるコストも増大するため、スプレッドの重要性が増します。

一回の取引の損益は小さいので、約定率よりもスプレッドの狭さを重視する傾向にあります。

②デイトレードとの関係

デイトレードは数時間から数日単位で行うトレードです。一日に多くても数回程度のトレードになるため、スプレッドの広さはそこまで重要ではありません。

一方で、少ない取引回数できちんと利確させることが重要になるため、約定率の高さは重要になります。

③スイングトレードとの関係

スイングトレードは、週や月単位で行うトレードです。

取引回数はかなり少なく、スプレッドの影響や約定率の影響は、長期のポジション保有にともなうレート変動やスワップポイントの影響が大きくなるため、ほとんどありません。

この場合、スプレッドよりもスワップポイントの高低の方が重要です。

このように、取引する時間軸によってトレードで重要なファクターは異なります。

スプレッドが広いからダメというわけでもありません。

スプレッドだけでなく、取引スタイルや求める信頼性なども考慮する必要があります。

スキャルピングではスプレッドが開くほど損をする

海外FXは高いレバレッジをかけたスキャルピング取引が一般的です。スキャルピングは分単位で注文と約定を繰り返し、為替差益を狙う取引スタイルになります。

ポジションを持っている時間が短いのが特徴で、損切りも含めて取引回数を増やし、トータルで利益を出していく手法です。

スキャルピングのメリットはトレンドに影響されない取引ができること、ポジションをすぐに決済するので、一回あたりの損失額が小さくロスカットのリスクが小さいことです。

一方、スプレッドは一回の注文ごとにかかってくるコストなので、取引回数に比例してスプレッドの損失は膨らみます。

たとえば、円/ドルのスプレッドが1.0pipsの海外FX会社A、円/ドルのスプレッドが1.2pipsの海外FX会社Bの二つのFX会社があるとします。

それぞれのFX会社で100回のスキャルピング取引をすると、支払うスプレッドにどれくらいの差がでるしょうか?

・海外FX会社A=1.0pips×100=100pips
・海外FX会社B=1.2pips×100=120pips

100回の取引で、海外FX会社Bの方が20pips余分に支払っています。これだけ見ると、スプレッドが開がるほど損なことが分かります。

実際にかかるコストはスプレッドだけではない

スプレッドが開きすぎているほど、スプレッドの損失分も大きくなります。

しかし、実際のFX取引では、単純に「スプレッドが開きすぎている=売買するほど損をする」とは限りません。

スプレッドが狭くても、売買するほど損をする場合だってあります。これは、スプレッド以外にかかるスリッページのコストがあるためです。

FX取引では、注文したレートと約定するレートが乖離するスリッページが起こる場合があります。

たとえば、100.00円で買い注文を入れて100.10円になったので約定させるとします。この場合の利益は1.0pipsです。

しかし、スリッページが発生して実際に約定したレートが100.03だった場合、利益は0.3pipsになります。

本来1.0pipsの利益になるはずだったことを考えると、0.7pipsの損失が出たことになります。

では、海外FX会社Aと海外FX会社Bの例に戻って、スリッページが発生したことを考えて検証してみましょう。

海外FX会社Bではスリッページが起こらず、海外FX会社Aでは2.0pipsの損失を伴うスリッページが15回発生したとします。

・海外FX会社A=1.0pips×100=100pips スリッページ=2.0pips×15=30pips 100pips+30pips=130pips
・海外FX会社B=1.2pips×100=120pips

スプレッドが狭い海外FX会社Aの方が、売買するほど損をしているのが分かります。

スプレッドが狭くても、スリッページが多発するFX会社だと取引するほど損失が膨らみます。

注文通りに注文を通せる力や割合のことを約定力や約定率と言います。FX中級者以上になると、スプレッドよりも約定力や約定率を重視するようになります。

約定力や約定率が低いと、売買すればするほど損をする仕組みだからです。

スリッページの損失はスプレッドと違って分かりにくいため、初心者はスプレッドの広がりばかりを気にしてしまう傾向にあります。

スプレッドが広くても日本語サポートが手厚い信頼できる業者を選ぶべき

海外FXは、海外に拠点があるFX会社で口座の開設をして取引をする流れになります。

日本人向けのサポートやサービスを充実させているところもあれば、すべてが外国語で分かりにくいFX会社もあります。

仮に、スプレッドが狭くても日本語サポートがまったくなければ満足できる取引はできません。

また、ロスカットが間に合わずに口座の資金が0円を大幅に下回って約定しまったときに追証が不要なゼロカットシステムを導入しているFX会社選びも大事です。

ゼロカットシステムを導入すると、追証分の損失はFX会社が負担することになります。

当然、そこに余分なコストがかかってしまうので、スプレッドを広く取る必要もあります。スプレッドが広くても、大きな損失が出たときに負担が少ない方が安心です。

ゼロカットシステムに限らず、サポートに力を入れるほど余分なコストがかかってしまうのでスプレッドも広くしなければなりません。

少々スプレッドが広いのは、保険だと考えれば安いものです。

【結論】スプレッドが狭い業者=良い海外FX業者とは言い切れない

スプレッドの狭さを売りにしている海外FX会社は多くあります。

取引回数が多くなりやすい海外FXにおいて、スプレッドの狭さをアピールした方がトレーダーの喰い付きがいいからです。

スプレッドを狭くするということは、それだけ会社の利益が小さくなることを意味します。大切なのは、どこで小さくなった利益をカバーしているかどうかです。

海外FXではスプレッドより、注文通りに約定させることができる能力を示す約定力や約定率が重要だと言われています。

約定力や約定率が低いと、注文したレートとは違うレートで約定するスリッページや不利なレートを改めて提示されるリクオートが発生します。

スプレッドに比べると感覚的に分かりにくいですが、スリッページやリクオートが発生すると余分なコストが発生します。

スプレッドが狭い業者の中には、意図的にスリッページやリクオートを発生させて利益を回収しているような業者も少なくありません。

FXトレーダーにとって良い業者というのは、スプレッドが狭いだけでなく約定力や約定率も高いFX業者です。

国内FXと海外FXを比較すると、国内FXの約定率はかなり低い特徴があります。注文しても不利な方に約定してしまうケースも少なくありません。

つまり、スプレッドが狭くても実質的なコストは大きくなるわけです。スプレッドが狭くて約定率が低いよりも、スプレッドが広くて約定率が高い方が安心して取引できます。

スプレッドだけでなく、トータル的に見て良い業者かどうかを判断するようにしましょう。

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